デンマークの春

ブログの更新をしなきゃと思いつつ、毎日忙しくてあっという間に半年経過していました。

3月は日本に2週間、東京出張に行きました。夫と息子はデンマークでお留守番。こんなに長い時間、1人になれたのは結婚してから始めて♡ホテルに滞在していたのでもちろん家事もないし、自分のことだけをすればいいのってこんなに時間に余裕があるんだって、1人時間を噛み締めました。

仕事の終わりに連日、お友達とディナーに行って、22時頃ホテルに戻り、お風呂入って寝るだけ。すごっ！お弁当の準備も洗濯物たたみもないし、ゆっくりお風呂に入ってゴロゴロしてから寝ても０時！

朝も起きてお風呂入ってメイクして着替えて、優雅にレストランで朝ごはん食べて仕事に出るだけで、夢のような2週間でした。2週間も息子と離れたことはなかったので寂しかったけど、、、控えめに言っても1人って最高すぎ（母親失格気味）。次に日本に行くのは6月末。家族同伴なので、、、色々察してください😂また1人で東京出張に行けるように仕事がんばろ〜。

さて、デンマークの春の話。今年の4月はほんっとに寒くて毎日ヒートテックにダウンに耳当てをして過ごしました。気温は3度〜10度くらいですが、コペンハーゲンは風が強い島なので体感温度は真冬。こんなに寒い4月は20年ぶりとのことで、ニュースになっていました。

ヨーロッパ全体が寒かったので、寒気に覆われていたのでしょう。

今週に入りようやく春が来ました。

お花がいろんなところで咲き乱れ中。パリに住んでいたときも、春になるとこんなにいろんなお花が町中で咲くんだと思ったけど、コペンハーゲンの方が断然田舎で自然も多いのでこの時期は天国みたいです。

私の住むエリアは一軒家は少ないので素晴らしいガーデニングをしているお家があるわけじゃないのですが、至る所にいろんなお花や木が植えられています。桜も八重桜から、品種不明のすごいきれな桜、マグノリア、リラ、アザレア、レースフラワーみたいな白いふわふわのお花がつく木などなど。

この時期は歩いているとお花の良い香りぷんぷんして、幸せすぎて1人でも思わず笑顔で道を歩いてしまってます。

これからはマロニエが咲くはず。花粉辛いけど。９月末頃まで、何かしらのお花が咲いていてます。

日もどんどん長くなっています。朝晩3分ずつくらい長くなっているので、1日で5分は日が長くなっている計算。ついこないだまで18時頃には暗かったのに、今日の日没は20:52。コペンハーゲンは南の方なので（それでも十分北だけど）白夜みたいなことになりません。スカルスはコペンよりずっと北に位置しているので、０時くらいでもうっすら明るかった思い出。

デンマークは（ヨーロッパは）冬は雨が多いけど、春夏は晴れることが多いので、毎日幸せすぎて無駄に歩いてしまう日々です。暗くて寒くて雨ばかりの冬が長いから、春の有り難み、太陽の有り難み、寒くないことの有り難みが身に沁みて、毎日謎に神様に感謝しています。

コペンハーゲンに越してもうすぐ丸3年。冬がもう少し楽だったらずっと住んでもいいけど、冬がつらすぎるのよ…

昨日のお散歩中に撮ったお花たち。19時半頃だけど、まだまだ明るい。

青空にお花の色が映えてきれいで、夫と散歩をしていてもお互い無言になるくらいずっとお花を見てしまいます。

コペンハーゲンに来るなら4月の終わり〜7月がいい季節です！天国があるとしたらここだって思うはず。人も少ないからこの素晴らしい景色を独り占めできます。大都市だと人が多くて疲れちゃうけど、コペンハーゲンは人が少ないので。

羽田〜コペンハーゲンの直行便も復活したので、ぜひ遊びに来てくださいね。

ということで、今日は私の近況報告&デンマークの春についてでした。

パントン久美子

デンマーク在住 白糸刺繍家

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2009年スカルス手工芸学校に留学しヘデボを学ぶ。2012年〜2017年まではパリ在住。ルサージュやフランスの白糸刺繍教室で刺繍を学ぶ。2024年7月文化出版局より「whitework ヨーロッパの白糸刺繍技法より」を出版。現在はコペンハーゲン在住。